人との交わりから、少しずついろいろと…。

ライブが終わってから、RECORDINGの準備に。
とは言っても、エンジニア、オペレーターを誰に頼むかということで、いろんな人と会って話をしている段階。
人に説明する過程で、今回のRECスタイルやアルバムコンセプトが明確な形として見えてきていることが自分自身の収穫にもなっている。
早く録りに入りたいところだが、根幹に関わる部分なので慎重に決めて進めたい。
（あとは、メンバーの日程調整も意外と大変。秋から年末にかけて何かと忙しい業界なので）

先日、久しぶりにＡと二人で飲んだ。
彼の今回の舞台は、すでに過去にさまざまなスタイルで演じられてきた「三文オペラ」。彼はマック・ザ・ナイフの新たな役作りに集中していた。
（ちなみに主題のテーマ曲は、僕が昔から大好きな曲）
これまでこの作品をちゃんと観たり、読んだりしたことがなかったので、彼から1989年に公開された映画のDVDを借りて改めて観たが、人間の性や欲、社会の矛盾、そして優しさが込められている。
表現の裏にあるメッセージにこちらもアンテナを張らないと、台本の本当の良さや意味が見えてこないかもしれないと感じた。
行かれる方は、他の「三文オペラ」を目にしてから観ると、演出の違いも含めて楽しめると思います。

話はかわって、
一昨夜はバンドメンバーであるNORIKOのライブで、久しぶりに客としてGINZに。素晴らしい演奏だった。
ただの上手いバンドと何が違うかと言えば、音を通したメンバー間のコミュニケーションが一つの演奏としてスパイラルアップしていくのを、客として肌で感じることができる点だと思う。
いい気分でそのまま銀士さん、ドラムの木村、NORIKOと飲み、気づくと朝４時。体力的には少々ヘビーだったが、RECORDINGに向けて、こちらも触発された有意義な夜だった。


GINZのライブリハーサル前の静かな佇まい。
なんとなく気持ちが落ち着きます。
前回のライブ前のワンショット。