レコーディング、ようやく5合目あたり？

コード楽器の録りは、残すところピアノ系のみ。その後、ソロ楽器、歌のレコーディングに移る。
今回は全てナマ楽器ということもあり、スケジュール調整も含めて手間暇がかかる。
ただしバンドサウンドとして作りたかった当初の趣旨どおりの音に仕上がりそうだ。
編曲についても、特に一人の人間がアレンジするというわけでもなく、少々粗っぽい部分はあるものの、バンド全員で作り上げている感じだ。
焦らず、着々と進めたい。

今回のMVPはエンジニアの加藤君かも。
8人目のバンドメンバーです。


2日間で酒井君のギター録りも無事修了。
NOVAウサギが…



話、変わって…
昨日から別の仕事で自宅缶詰中。そんなときはいつも映画鑑賞が休息時間になる。
今夜は「善き人のためのソナタ」という映画を観た。よかった。
アカデミー外国語映画賞をとった映画なので、すでに観た人もいるのでは？

ベルリンの壁崩壊前、社会主義体制下の東ベルリンで反体制派芸術家の盗聴・監視をすることになった男が、頑なな社会統制的価値観から解放されていく様を描いている。
かつてレーニンが「ベートーヴェンのピアノソナタを聴くと革命への強い意志が揺らぐ」と言ったように、盗聴する部屋から流れるピアノソナタを聴いたときから、自分が監視している芸術家の問題行動に目をつぶり、かばい、最後は不遇の立場になってしまう。
「泣ける」感じではないが、ラストシーンは、時には敵を作ったとしても「善き人」でありたいと素直に思わせてくれた。

これで明日まで続く自宅缶詰仕事も、孤独を感じず？優しい気持ちでこなすことができそうだ。